ゲリラ豪雨、外出できない酷暑。環境問題が自分ごとになり、自分にできることをやろうと思った。


消費者の立場から環境問題に配慮している企業や商品の選択をしたくても、意外と選択肢が少ないことに気付き、「それなら自分が選択肢の一つを作ろう。サステナブルファッションの子ども服ブランドを作ろう」と思った。しかし、いろいろ知らないことだらけなので、サステナブルな子ども服作りを手伝っていただけませんか。
サステナブルな取り組みとして、生地(残布破棄)、在庫(過剰生産)、消費(子供服のサイズアウトによる破棄)の問題を考えられているのは、とても素晴らしいことだと思います。
ただ、もう一つ、生産者(工場)が持続可能な環境と経済のバランスを保つことも重要です。その点もぜひ考えてみてください。
糸生産者・染色生産者・生地生産者・製品生産者・販売者・消費者——すべての関係者にとって持続可能であることが、本当のSDGsにつながりますよね。

伝統織物を使いたいので、生地を持ち込みで生産してほしい。
良い物をみんなで大事に長く着続けられるワンピースが作りたい。
- 資材提案
- パターン作成
- 仕様書作成
- サンプル作成
- 資材手配
- 裁断、縫製、仕上げアイロン、袋入れ、検針
KasuRekids(カスリキッズ)様の声
自主ブランドを立ち上げようと思ったきっかけを教えてください。
私は、気候変動により日本の子どもたちの外あそびが制限され、健全な成長に支障が出るのではないかと危惧しています。そして、温室効果ガスを主に排出しているのは先進国の私たちである一方で、真っ先に命に関わる大きな影響を受けるのは温室効果ガス排出量の少ない脆弱な国の人々という社会的不公平を是正したいと思っています。
そのきっかけは2008年、私が大手テーマパークの屋外ショーを担当していたときに、ゲリラ豪雨が増加し、ショーに影響が出たこと。
さらに、2018年の長男育休中、生活リズムを整えるために外あそびを日課にしていましたが、災害級の暑さによって外出が難しくなりました。
この頃より線状降水帯による洪水など、気候変動の影響がニュースで流れるようになり、日常生活に支障が出てきたことで、気候変動を「自分ごと」として感じるようになりました。
その後、長女の出産を機に社会復帰をしたとき、自分にできることから気候変動にアクションを起こしたいと思い、2022年ボーダレスジャパン主催の社会起業家講座を受講して気候変動へのアプローチを模索している中で、『ザ・トゥルーコスト』(2015年公開のドキュメンタリー映画)を観ました。アパレル業界が抱える環境課題や人権問題が描かれ、綿花畑近隣に住む子どもたちが先天性の病気になっている姿に衝撃を受け、「なんとかしたい」と思うようになりました。
私自身、エシカル消費(※下記参照)をしたい二児の母として、人権と環境に配慮したサステナブルファッションの子ども服の選択肢が市場に少ないことを実感していました。そこで、エシカル消費の選択肢を増やすことで気候変動にアプローチしたいと考えるようになったことから、KasuRekids(カスリキッズ)を立ち上げました。
最近、車を運転していて思うのは「命の危険がある交通ルールは守るのに、酷暑が増加して、同じく命の危険があるにも関わらず、地球に正しいルールはどうしてないのだろう」という疑問です。ただ、地球に正しい選択をしたくても、その選択肢は限られていると感じているので、私はその選択肢を増やしていきたいと思っています。
※ エシカル消費:消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うこと。
参考:消費者庁より「エシカル消費とは」
小倉メリヤスに頼もうと決めてくださった経緯を教えてもらえますか?
最初は縫製工場を検索しました。サステナブルな気持ちを持っている工場がいいと思い、10社以上のHPを見て対応している所を見ていきました。
ただ、小ロットなので、対応している工場を探すのが大変でしたね。
そんな中、小倉メリヤスさんのHPにあった、10YCというブランドの「10年着られるTシャツを作りたい」というコンセプトがとても良いと思い、私も第二の10YCになりたいという思いが生まれ、小倉メリヤスさんにお問い合わせをしました。
小倉メリヤスさんに頼もうと思った決め手は、小倉社長に直接プレゼンさせてもらった際に、応援してくれると言ってくれたから。そして、早速サンプルを作ってくれたからです。
私の話をしっかりと聞いてくださっただけでなく、洋服が作られる過程から販売に至るまで、一緒に考えてくださって、基本的なことを丁寧に教えてくださいました。
私は、その辺のことを全然考えていなかったため、何から何まで勉強でした。
実際に形になった商品を手に取ってみた感想をお聞かせください!
すごく嬉しかった。とても可愛い仕上がりに、気分があがりました。
しかも、アパレル関連の前歴を持つ知り合いの中小企業診断士の方にサンプルを見せたところ、「縫製がとてもしっかりしているね」と言っていただけた。
満足度は、100点満点です!
そしてKasuRekids(カスリキッズ)の商品をご購入されたお客様からも、「娘が気に入って、乾くたびに着てます」「水遊びが終わったあとに、1枚でさらりと着れるのが良いです」といったお声を頂いています。先日、シンガポールに住む娘家族のお孫さんへのプレゼント用にご購入いただいたお客様からは、無事に届いたことと、しっかりとした縫製に娘さんも感心されていたことなどをお伝えしていただきました。
KasuRekids(カスリキッズ)は、自然由来の物で、良い物を長く着続けるのがテーマなので、そのためには縫製がしっかりしていないといけない。小倉メリヤスさんが丁寧に縫製してくれているからこそ、それができる商品になっていると思っています。
自主ブランド「KasuRekids(カスリキッズ)」の、こだわりポイントを教えてください。
流通ルートに乗らない規格外のハギレと、児童労働・農薬なしの国際基準のオーガニックコットンを使用していること。
2〜5年着られる、流行を追わないデザインで、環境にもお財布にもやさしい子ども服であること。
上質で耐久性のある伝統織物「久留米絣(かすり)」を採用し、丁寧に縫製された国産の子ども服であることです。
そして光栄なことに、KasuRekids(カスリキッズ)は以下のご評価をいただいています。
- KIDS DESIGN AWARD 2024受賞作品
- 世界最大級のエシカル評価機関『good on you』『Shift C』評価★★★★
- WWD JAPAN掲載
- ソーシャルプロダクツアワード2025受賞
現在、KasuRekids(カスリキッズ)では、商品を置いてくださるエシカルアイテム取り扱い店を募集しております。ご興味を持っていただけましたら、ぜひお問合せください。
KasuRekids(カスリキッズ)へのお問合せはこちらからどうぞ:https://kasurekids.jp/pages/contact
小倉メリヤス製造所から一言
縫製が丁寧だからとお褒め頂き、現場共々喜んでいます。
2〜5年着れる服という事で、襟ぐりや袖ぐりの寸法をかなり悩んでいらっしゃり、お話しを聞きながら丁度良いデザインが完成して良かったです。

約220年続く伝統織物/久留米絣(かすり)など、自然由来の生地を使用し、良い物を長く着続けることをコンセプトとした、サステナブルファッションの子ども服ブランド。
子どもはその成長とともに服もサイズアウトしてしまうが、たとえ着れなくなった服も「手提げ袋や巾着袋などにリメイクして手元に置いておきたい」という気持ちになってもらえるよう、可愛く丈夫な服を形にしている。
また、今後は大人と子どものリンクコーデにも挑戦予定