生地が伸びるのは「糸」ではない理由!

2025.11.10
「Tシャツの生地って、伸びる糸を使ってるから伸びるんですよね?」
実はこの質問、よくいただきます。
でも答えは── 「違うんです!」

🔍 生地が伸びる理由は「糸」ではなく「編み方」

「伸びる生地」と聞くと、なんとなく「伸びる糸が入っている」と思いがちですが、
実際は糸の種類ではなく、編み方の構造が関係しています。

生地は大きく分けて次の2種類に分類されます。
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【織物(おりもの)】

経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を直角に交差させて作る生地。
シャツ地やデニム、チノなどがこのタイプです。

・特徴:
しっかりしたハリ感があり、伸びにくく形が崩れにくい。

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【編物(あみもの)】

糸をループ状にして連続的に編んでいく生地。
Tシャツやトレーナー、スウェット、カットソーなどが該当します。

・特徴:
糸が輪っか状に動くことで、
生地全体が伸び縮みしやすく、柔らかな風合いに。

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「伸びる生地」は“糸”ではなく“編み構造”で決まる!

つまり、「ストレッチ素材=伸びる糸」ではなく、 “編み方そのもの”が伸びる仕組みを作っています。

Tシャツやトレーナーのようなニット素材は、
ループが連なっていることで自然に伸縮します。

逆に、シャツやスーツ地のような織物は糸同士が交差して固定されているため、
ほとんど伸びません。

👕 実は“身近なあの商品”も「編み物」

・Tシャツ
・トレーナー
・ベビー用ロンパース

これらはすべて、伸縮性のある編物(ニット生地)でできています。

「生地の伸び」は素材ではなく、
編み方の仕組みで生まれているんですね。

アパレルブランドを立ち上げたい方へ

これからアパレルブランドを始めたい方にとって、
「どんな生地を選ぶか」は、商品の印象を大きく左右する重要なポイントです。

OEMで洋服を製作するときも、生地の“構造”を理解しておくことで、
サンプル段階から仕上がりのイメージが共有しやすくなります。

「なぜこの生地が伸びるのか?」 その理由を知っておくだけで、 素材提案やパターン設計の理解がぐっと深まります。

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