実はこの質問、よくいただきます。
でも答えは── 「違うんです!」
🔍 生地が伸びる理由は「糸」ではなく「編み方」
「伸びる生地」と聞くと、なんとなく「伸びる糸が入っている」と思いがちですが、
実際は糸の種類ではなく、編み方の構造が関係しています。
生地は大きく分けて次の2種類に分類されます。
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【織物(おりもの)】
経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を直角に交差させて作る生地。
シャツ地やデニム、チノなどがこのタイプです。
・特徴:
しっかりしたハリ感があり、伸びにくく形が崩れにくい。
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【編物(あみもの)】
糸をループ状にして連続的に編んでいく生地。
Tシャツやトレーナー、スウェット、カットソーなどが該当します。
・特徴:
糸が輪っか状に動くことで、
生地全体が伸び縮みしやすく、柔らかな風合いに。
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「伸びる生地」は“糸”ではなく“編み構造”で決まる!
Tシャツやトレーナーのようなニット素材は、
ループが連なっていることで自然に伸縮します。
逆に、シャツやスーツ地のような織物は糸同士が交差して固定されているため、
ほとんど伸びません。
👕 実は“身近なあの商品”も「編み物」
・Tシャツ
・トレーナー
・ベビー用ロンパース
これらはすべて、伸縮性のある編物(ニット生地)でできています。
「生地の伸び」は素材ではなく、
編み方の仕組みで生まれているんですね。
アパレルブランドを立ち上げたい方へ
これからアパレルブランドを始めたい方にとって、
「どんな生地を選ぶか」は、商品の印象を大きく左右する重要なポイントです。
OEMで洋服を製作するときも、生地の“構造”を理解しておくことで、
サンプル段階から仕上がりのイメージが共有しやすくなります。
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🏭 小倉メリヤス製造所のOEMサポート
小倉メリヤス製造所では、生地提案・パターン作成・サンプル製作・量産まで一貫対応。
「アパレルOEMって難しそう…」という方でも、スタッフが丁寧にサポートいたします。


